水平社運動(読み)すいへいしゃうんどう

大辞林 第三版の解説

すいへいしゃうんどう【水平社運動】

水平社を中心として展開された、被差別部落の解放運動。水平運動。

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百科事典マイペディアの解説

水平社運動【すいへいしゃうんどう】

1922年,社会主義の影響を受けた近畿地方の被差別部落青年グループの呼びかけで創立された全国水平社を中心とする自主的な部落解放運動。従来周囲の同情や権力機構の恩恵的施策に甘んじていたものから一変して,実力により人権を擁護し,自由と平等の不当な侵害に抗議し,差別的な社会の徹底的糾弾を目的とする運動を展開した。1925年以後次第に無産運動・社会主義運動と連携し,階級闘争の色彩を濃くした。第2次大戦中に弾圧により活動は停止したが,1946年,全国水平社の伝統を受けついで部落解放全国委員会が結成され,1955年に部落解放同盟と改称した。1960年別に全日本同和会が組織され,1976年には10年におよぶ解放同盟内部の路線対立,抗争の結果,少数派が脱会して全国部落解放運動連合会が結成された。
→関連項目衡平運動西光万吉被差別部落

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