産業融合(読み)さんぎょうゆうごう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「産業融合」の意味・わかりやすい解説

産業融合
さんぎょうゆうごう

これまで独立した産業として認識されていたものが,隣接している産業と業務領域が重なり合って一体化していく現象をいう。企業経営の多角化により,本業分野の延長領域や他分野への事業進出が活発化するなかで,業際・業間分野において新たな諸事業が創出されている。それらの新事業が成長するに従って,各産業の事業分野が相互乗入れする形態となってきた。企業は自社の得意とする技術や経営のノウハウなどを有効活用していくため,他領域の技術との複合化や融合化によって新たなビジネスチャンスを見出そうとしている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android