最新 地学事典 「田原隕石」の解説
たはらいんせき
田原隕石
Tahara meteorite
1991年3月26日愛知県三河湾の田原港に停泊中の船のデッキを直撃したコンドライト。乗組員が破片化した落下物を発見・回収した。原重量は約5kɡと見積もられるがその多くは廃棄され,現存するのは1破片,5kɡ以上である。92年12月の美保関隕石落下の話題のなかで,この落下物が初めて隕石として確認された。田原隕石はコンドルールを含む普通コンドライトでH4-5に分類される。落下直後に回収されたため大変新鮮である。また,船舶に落下した隕石は田原隕石が2例目。Fe(metal)15.2%(wt%),FeS6.3%,全鉄量Fe27.7%。
執筆者:矢内 桂三
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

