田客(読み)でんきやく

普及版 字通 「田客」の読み・字形・画数・意味

【田客】でんきやく

小作人。佃戸。〔晋書外戚、王恂伝〕魏氏、已下に租牛客を給するに、數各り。~貴の門には動(やや)もすれば百數り。太原部には、亦た匈奴胡人を以て田客と爲し、多きは數千あり。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の田客の言及

【客】より

…しかし春秋戦国の変動期以後,主家に寄食する〈食客〉がふえると,賓客に対する処遇にも格差が生じ,またその中に〈俠客〉の要素も加わって,やがて客や賓客が居候・とりまきの意味を帯びてくる。さらに主家に傭われて働く〈傭客〉,土地を失って豪族や地主の小作人となる〈田(佃)客〉や〈荘客〉,はては衣食を支給される代りに労働の成果をすべて主家に取られる〈衣食客〉まで現れる。唐代には奴婢の上の上級賤民の女性を〈客女〉とよび,均田制崩壊後には土地をもたぬ小作人や商人の家は〈客戸〉とよばれる。…

※「田客」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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