田彦村(読み)たびこむら

日本歴史地名大系 「田彦村」の解説

田彦村
たびこむら

[現在地名]勝田市田彦

村の西側を早戸はやと川が南流し、東は稲田いなだ外野そとの大島おおしまの三ヵ村。寛永二一年(一六四四)の御知行割郷帳に「田彦村」石高三四三・九四八石とある。「水府地理温故録」には「古き道中記抔には、田彦の事を新田と注して見ゆ、今案るに、此村に平野氏等分散して有るを見れば、其先き菅谷村の新田なるにや、併寛永十八巳の水帳には、田彦村とあれば、田彦の名も古く伝へたりと見ゆ」と注記される。

「水府志料」には「奥州岩城棚倉への往還駅にして、此村に追分けあり。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android