稲田(読み)イナダ

デジタル大辞泉 「稲田」の意味・読み・例文・類語

いな‐だ【稲田】

稲の植えてある田。 秋》
[類語]水田たんぼ田地青田泥田山田棚田新田本田美田

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精選版 日本国語大辞典 「稲田」の意味・読み・例文・類語

いな‐だ【稲田】

〘名〙 稲を栽培する耕作地。たんぼ。《季・秋》
書紀(720)神代上(水戸本訓)「故、二はしらの神に号(な)を賜ひて稲田宮主神(イナタのみやぬしのかみ)と曰ふ」

いなだ【稲田】

(「いなた」とも) 姓氏一つ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「稲田」の意味・わかりやすい解説

稲田
いなだ

茨城県笠間市(かさまし)西部の一地区。旧稲田町。JR水戸線稲田駅があり、国道50号が通じる。鎌倉時代領主の招きで移った親鸞(しんらん)が浄土真宗を開いた西念寺(さいねんじ)がある。江戸時代越中(えっちゅう)(富山県)から多くの信徒が入植した。明治時代以後は、稲田石とよばれる花崗(かこう)岩石材の大産地となる。笠間西工業団地がある。

[櫻井明俊]

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普及版 字通 「稲田」の読み・字形・画数・意味

【稲田】とう(たう)でん

稲をうえた田。〔詩、小雅、白華〕(へう)池、北にれ 彼の稻田を(ひた)す

字通「稲」の項目を見る

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「稲田」の意味・わかりやすい解説

稲田
いなだ

茨城県中部,笠間市西部の旧町域。 1954年町制施行。 1958年笠間町に編入し同年笠間市となった。「稲田御影」で知られる花崗岩を産し,建築用材,墓石などを量産。石切山脈の称もある。浄土真宗発祥地として著名な西念寺は,親鸞上人の旧跡笠間県立自然公園に属する。

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栄養・生化学辞典 「稲田」の解説

稲田

 →水田

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