田次郎丸館跡(読み)たじろうまるやかたあと

日本歴史地名大系 「田次郎丸館跡」の解説

田次郎丸館跡
たじろうまるやかたあと

[現在地名]荒尾市原万田 浦田

はかま岳の北西麓、長者屋敷ちようじややしきとよばれる小高地にある。跡地には二重の周濠が残り、薬師堂が建つ。周辺に十数基の古塔および多数の五輪塔残欠がある。田次郎丸の名は、野原八幡宮祭事簿(野原八幡宮文書)永享九年(一四三七)の項の「国方の大行事万田の田次郎丸」を初見として寛永一九年(一六四二)まで、田二郎丸、太次郎丸と一七筆がみえ、中世には小代氏の配下にあって原万田はらまんだ・万田一帯の有力な名主層であったと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 厨子 一族

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む