田沢坦(読み)タザワ ユタカ

20世紀日本人名事典 「田沢坦」の解説

田沢 坦
タザワ ユタカ

昭和期の美術史学者 東京国立博物館評議員;武蔵野美術大学名誉教授;元・奈良国立文化財研究所所長。



生年
明治35(1902)年1月21日

没年
昭和61(1986)年7月1日

出生地
神奈川県横須賀

出身地
東京都

学歴〔年〕
東京帝大文学部美学美術史学科〔大正14年〕卒

経歴
東京帝大史料編纂所嘱託などを経て、昭和22年国立博物館(現・東京国立博物館)資料課長、26年同工芸課長、28年奈良国立文化財研究所の初代所長に就任、平城宮発掘の基礎をつくった。34年から東京国立文化財研究所美術部長を務め、37年から49年まで武蔵野美大教授。元興寺文化財研究所所長、文化財保護審議会専門委員など歴任。文化財保護行政の生みの親といわれる。著書に「図説日本美術史」「法隆寺金堂釈迦三尊像」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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