田草川村(読み)たくさがわむら

日本歴史地名大系 「田草川村」の解説

田草川村
たくさがわむら

[現在地名]雄和町田草川

西は雄物川、北は岩見いわみ川に囲まれ、南は椿川つばきがわ村、東は畑谷はたや村に接する。天正一九年(一五九一)の出羽国秋田郡御蔵入目録写(秋田家文書)に「四百六拾弐石八斗三升八合 たくさ川村 くろのま村」とある。

正保四年(一六四七)の出羽一国絵図には五七五石とあり、約五〇年間に一〇〇石余増加する。その後寛文(一六六一―七三)までに芝野新田しばのしんでん村が独立している。享保一五年(一七三〇)の「六郡郡邑記」には「田艸川村 三十八軒。山崎村廿軒、沖ノ郷村三十軒」とある。山崎やまざきおきごうは支郷。文化一二年(一八一五)の「秋田風土記」には「田草川、高四百七十石、元六百六十六石一斗八升、免五つ五分、田水戸島川、家六十五戸、支村山崎・沖ノ江二村」と記され、「六郡郷村誌略」には「人三百二十口、馬七十頭」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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