田越村(読み)たこえむら

日本歴史地名大系 「田越村」の解説

田越村
たこえむら

[現在地名]東伯町田越

笠見かさみ村の南、あらい川左岸に位置し、東は洗川を境に金市かないち村と対する。拝領高は五一五石余、本免は四ツ八分。藪役銀八匁・川役米六石を課されていた(藩史)。「元文二年伯州村分帳」によれば家数一〇。幕末の六郡郷村生高竈付では生高二九八石余、竈数二三。文久二年(一八六二)の八橋郡村々諸事書上帳(峰地家文書)では家数二三・人数一〇五、林野三五町余、元治二年(一八六五)の八橋郡村々余業取調帳(河本家文書)では家数二三で、うち余業四(水車二、博労・綿打各一)


田越村
たこえむら

[現在地名]松尾町田越

大堤おおつつみ村の南西にあり、西部を木戸きど川が流れる。銚子へ至る道と成田へ至る道の分岐点に位置した。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高四一一石。寛文八年(一六六八)の鷹場五郷組合帳では蕪木組に属し、高四四〇石、旗本八木領。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では家数四二、旗本仙石・丸毛・伴領。以後変化なく幕末に至る(旧高旧領取調帳)。嘉永二年(一八四九)には鹿狩人足二九人を出している(「鹿狩御用添触」伊藤家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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