田隈村(読み)たくまむら

日本歴史地名大系 「田隈村」の解説

田隈村
たくまむら

[現在地名]大牟田市田隈

草木くさぎ村の東、白銀しらがね川の中流域左岸にあり、全体に洪積台地が卓越する。元亨四年(一三二四)二月一三日の道覚所領処分状案(三池文書/鎌倉遺文三七)によれば、三池南みいけなん郷地頭道覚(三池貞宗)から子息らに譲られた所領のうち、次男の左近大夫貞政に譲与された三池南郷内の畠地のうちに「下たくまの村」九丁八反二丈がある。天正一五年(一五八七)高橋統増(立花直次)領となり、文禄四年(一五九五)の知行方目録(三池立花家文書)では「たくま」は高七〇四石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android