由比郷(読み)ゆいごう

日本歴史地名大系 「由比郷」の解説

由比郷
ゆいごう

現由比町一帯に比定される中世の郷。応永三四年(一四二七)五月四日の足利義持御判御教書写(御感状之写并書翰)に「由比郷惣領職西方・同郷東方并中村」とみえ、当郷が西方・東方に分れていたことが知られる。この史料は、証文焼失により、改めて当郷の惣領職等が由比泰光に安堵されたもの。永享六年(一四三四)九月一五日には駿河守護今川氏から安堵されている(「駿河守護今川範忠書下写」同文書)。なお現由比に東方地とうぼうじ、現北田きただ中村田なかむらだの小字名があり、東方・中村は由比・北田地内の可能性がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 村田

パソコンやサーバーに侵入して機密文書や顧客情報のデータを暗号化して使えない状態にし、復元と引き換えに金銭を要求するコンピューターウイルス。英語で身代金を意味する「ランサム」と「ソフトウエア」から名付...

ランサムウエアの用語解説を読む