申訳(読み)モウシワケ

デジタル大辞泉 「申訳」の意味・読み・例文・類語

もうし‐わけ〔まうし‐〕【申(し)訳/申(し)分け】

申し開き。言いわけ。弁解。「―が立つ」「―がない」「出席できず―ありません」
なんとか形だけつけること。体裁だけであること。「―に並べただけのもの」「―程度謝礼
[類語]弁解弁明釈明言い訳言い開き申し開き言い逃れ言い抜け逃げ口上遁辞陳弁言い分言いぐさ言い条

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精選版 日本国語大辞典 「申訳」の意味・読み・例文・類語

もうし‐わけまうし‥【申訳・申分】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 言いわけ。弁解。言い開き。申し開き。
    1. [初出の実例]「誠にみぢんに成た。扨申訳は何とするぞ」(出典:虎寛本狂言・附子(室町末‐近世初))
  3. 実質がなくて形ばかりであること。通り一遍であること。
    1. [初出の実例]「手近の枝を引寄せて〈略〉申訳ばかりに折りて」(出典:たけくらべ(1895‐96)〈樋口一葉〉七)

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