町芸者(読み)マチゲイシャ

精選版 日本国語大辞典 「町芸者」の意味・読み・例文・類語

まち‐げいしゃ【町芸者】

  1. 〘 名詞 〙 町なかに住んで営業する芸者。遊里に住む芸者に対していう。
    1. [初出の実例]「さげ重おどり子つり物くわせ物しょふべん組の町げいしゃなどと」(出典:洒落本・契国策(1776)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の町芸者の言及

【芸者】より

…関西では芸子(げいこ)といい,明治以後の官庁用語では芸妓(げいぎ)と称する。芸者には,遊郭に発生した郭(くるわ)芸者と市中に散在した町芸者との2系統があった。郭芸者の出現は,大坂で享保(1716‐36),江戸で宝暦(1751‐64)ごろであるが,その前身に元禄時代(1688‐1704)の太鼓女郎(たいこじよろう)がいた。…

※「町芸者」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

デジタル貿易

国境を越えて、データや情報の移転を伴う商取引の総称。ECサイトやコンテンツ配信サービスの利用、国外にある宿泊施設の予約など、インターネットを基盤とし、電子的または物理的に提供される製品・サービス全般を...

デジタル貿易の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android