留守見舞(読み)るすみまい

精選版 日本国語大辞典 「留守見舞」の意味・読み・例文・類語

るす‐みまい‥みまひ【留守見舞】

  1. 〘 名詞 〙 主人が不在中の家を訪問すること。留守番をしている家族安否を問い尋ねること。留守問い。
    1. [初出の実例]「瑞竹留守見舞、附子四両預置之」(出典:親俊日記‐天文七年(1538)七月六日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の留守見舞の言及

【見舞】より

…火事や水害などの見舞はもっぱら経済的援助を旨とする。ただしかつての伝統的な村落生活などにおいては,見舞と呼ばれるものは必ずしも不幸なときのみなされたものではなく,葬式の際の通夜見舞・忌中見舞といった例に加えて,出産時の産見舞,家を新築する際の普請見舞,旅行者の家族への留守見舞,また農繁期の田植見舞や季節的な暑中見舞・寒中見舞など,なされる状況は多様であった。これを強いて概すれば,慶事を除く各種とり込みごとに際した訪問であり,祝いと呼ぶにははばかるような贈答を見舞と称する。…

※「留守見舞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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