留船(読み)とめぶね

精選版 日本国語大辞典 「留船」の意味・読み・例文・類語

とめ‐ぶね【留船】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 岸などにつなぎとめてある船。
    1. [初出の実例]「鷺三木、伊豆倉、浦井の留舟(トメフネ)に、一代の碇をおろされ」(出典浮世草子・浮世栄花一代男(1693)一)
  3. 船番所船改めをうけた際、規定に反する書類積荷のために停留処分に付されること。また、その船。
    1. [初出の実例]「一、印形違 ケ条落〈略〉右之分は留船申付、伺之上可被得差図候事」(出典:浦賀真秘録(1747頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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