…一方,海岸の埋立てによる近代工業化も顕著である。1964年から始められた坂出市沖の番の州埋立事業は,国による備讃瀬戸航路の掘削事業から出る海底砂礫(されき)を利用して619haの埋立地を造成し,造船工場,コークス工場,アルミ建材加工工場,精油工場,火力発電所などの大工場が1960年代後半に集中的に立地した。続いて丸亀市沖の埋立ても265haに達し,多数の中クラスの工場群が進出している。…
※「番の州」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」