岩石学辞典 「異質晶洞」の解説 異質晶洞 中空の分泌物または濃集物の団塊(nodule)で,内壁を作る鉱物は周囲の岩石と異なっている.同じ場合は晶洞(druse)である[Bassler : 1908]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報
世界大百科事典(旧版)内の異質晶洞の言及 【晶洞】より …岩石や鉱脈の中に生成している空洞をいい,鉱山などでは俗称で〈がま〉ともいわれる。岩石の生成後に別の地質作用による特定の成分の分別によって空洞を生ずる場合もあるが,この場合は異質晶洞と呼ぶ。ガスや熱水の作用により生成した自形の美しい鉱物結晶の多くはこのような晶洞中に結晶したもので,石英脈の中の空洞に水晶の自形結晶が成長する場合などがそのよい例である。… ※「異質晶洞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」