疋絹(読み)ヒケン

デジタル大辞泉 「疋絹」の意味・読み・例文・類語

ひ‐けん【×疋絹】

一疋いっぴき(二反)ずつ巻いた絹。ひきぎぬ。
被物かづけもの、―賜はす」〈栄花・駒競べの行幸

ひき‐ぎぬ【×疋絹】

ひけん(疋絹)」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「疋絹」の意味・読み・例文・類語

ひ‐けん【疋絹】

  1. 〘 名詞 〙 一疋(いっぴき)、つまり二反ずつ巻いてある絹。被(かず)け物にする。ひきぎぬ。
    1. [初出の実例]「又有宝幢院巻数、於而所施疋絹」(出典貞信公記‐抄・天慶二年(939)一一月一日)

むら‐ぎぬ【疋絹】

  1. 〘 名詞 〙 一疋(ひとむら)の絹。
    1. [初出の実例]「きりぎりすつづりさせとは鳴くなれどむらぎぬもたる我れは聞きいれず」(出典:家持集(11C前か))

ひき‐ぎぬ【疋絹】

  1. 〘 名詞 〙ひけん(疋絹)

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