普及版 字通 「瘉」の読み・字形・画数・意味
瘉
14画
(異体字)
18画
[字訓] いえる・やむ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は兪(ゆ)。兪は、把手(とつて)のある大きな手術刀(余)で膿漿(のうしよう)を刺し、これを盤(舟)に移しとる意で、(癒)の初文。それによって痛苦が除かれ、心が安らぐのを・(愉)という。〔説文〕七下に「(い)ゆるなり」とみえる。〔詩、小雅、正月〕に「母我を生み 胡(なん)ぞ我をして瘉(なや)ましむる」とあって、なお憂苦のあることをいう。字はまたに作る。
[訓義]
1. いえる、なおる。
2. やむ、なやむ、くるしむ。
3. と通じ、まさる、いえる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕瘉 ヤム・イユ 〔字鏡集〕瘉 ヤマヒ・ヤム・イユ
[語系]
瘉()・oaは同声。に病弱、不整形の意がある。
[熟語]
瘉疾▶
[下接語]
快瘉・全瘉・治瘉・平瘉・瘉
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報