菌糸、胞子、子実体などが発光する菌類をいい、発光菌ともよぶ。発光は温度や湿度と関係をもつが、種によって発光の条件はさまざまである。発光の生物学的意義は、まだはっきりしていない。発光菌類は世界的には50種程度知られているが、日本に分布するのは次のような種である。ツキヨタケLampteromyces japonicus、ナラタケArmillaria mellea、スズメタケモドキDictyopanus gloeocystidiatus、スズメタケD. psillus、コノハスズメタケD. follicolus、ヤコウタケMycena chorophos、アミヒカリタケFiloboletus manipularisなどである。このうち、ツキヨタケの子実層(傘の裏側のひだの部分)やナラタケの菌糸(材中に露出した菌糸)では顕著な発光がしばしば観察される。外国では、発光菌類を含む属としてカワキタケ属Panusやヒラタケ属Pleurotus(子実体が発光)、カヤタケ属Clitocybe(子実体や菌糸が発光)、アカコブタケ属Xylaria(菌糸が発光)などがある。
[曽根田正己]
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...