デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「白川倫」の解説 白川倫 しらかわ-とも 円地文子の小説「女坂」の主人公。福島県の大書記官白川行友の妻。夫の妾(めかけ)選びにみずから上京し,妻妾同居の屈辱をしのぶ。さらに小間使いや長男の嫁とまで関係する夫の乱行にたえて,明治の女として自我をおさえ,家のために生き,女の坂の半ばで夫に先だつ。小説は昭和32年角川書店から刊行。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例