日本大百科全書(ニッポニカ) 「白茂高原」の意味・わかりやすい解説 白茂高原はくもこうげん / ペクムコウオン 北朝鮮の東北地方、咸鏡(かんきょう)山脈北西部に展開している高原。高原は、中生代以後長津江(ちょうしんこう)の侵食削剥(さくはく)を受けて形成された準平原が地殻運動によって隆起した高位置準平原である。隆起運動は傾動地塊を伴い、北西側は緩慢に傾斜し、南東側は急傾斜している。その後河川の開析によって、西頭水流域を除いてはほとんど高原状の地形がみられない開析高原に変化した。[魚 塘] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例