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傾動地塊 けいどうちかい tilted block

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

傾動地塊
けいどうちかい
tilted block

断層に沿う回転運動によって一方に傾いた地塊。この地塊の一方は急斜した断層崖をなし,反対側はゆるやかに低下する斜面をなして,地形は非対称形。アメリカシエラネバダ山脈は大規模な傾動地塊の好例。

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デジタル大辞泉の解説

けいどう‐ちかい〔‐チクワイ〕【傾動地塊】

地塊の一方が断層に沿ってずり上がって急な断層崖を生じ、他方は緩やかな長い斜面となる地塊。日本では鈴鹿山脈などにみられる。

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百科事典マイペディアの解説

傾動地塊【けいどうちかい】

かつて平たんであった地表面が断層運動の結果一方向に傾斜することによって形成された地形。

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世界大百科事典 第2版の解説

けいどうちかい【傾動地塊 tilt(ed) block】

周辺の全部あるいは一部が断層によって囲まれた土地を(断層)地塊といい,いろいろな様式の地殻運動が起こる一つの単元となる。このような地塊のうち,一方が相対的に高く,他方へ傾き下がっている地形を傾動地塊という。この地塊内ではシーソーのような回転運動が起こったことになる。したがって,ここでは全体として非対称の地形や地質構造が形成されている。高くなった山地前方の断層崖を前面,緩傾斜して低下する斜面を背面とよぶ。

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大辞林 第三版の解説

けいどうちかい【傾動地塊】

地殻の一部が断層運動で片方に傾いてできた地塊。傾斜の急な断層崖と、反対側のゆるやかな斜面とから成る。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

傾動地塊
けいどうちかい

断層山地の一方側が急傾斜の断層崖(だんそうがい)(前面)からなり、他の側が緩傾斜面(背面)からなる地形をいう。傾動地塊の背面と隣接している断層崖の間には、断層角盆地とよばれる凹地が生ずる場合がある。傾動地塊は、断層山地が不等回転運動を受けた場合に生ずる地形であると考えられている。アメリカ合衆国西部にあるシエラ・ネバダ山脈や、日本の屏風(びょうぶ)山(福岡県)などは、傾動地塊の実例として知られている。[有井琢磨]

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世界大百科事典内の傾動地塊の言及

【断層地形】より

…断層で両側を限られた細長い隆起地塊が地塁(山地)で,少なくとも一方の側を限られた断層地塊(山地)の一種である。これがある方向に傾いていれば傾動地塊あるいは傾動山地とよばれる。幅や高さが数十m程度の小規模な地塁をとくに小地塁といい,新しい堆積物で構成される場合が多い。…

【地塊】より

…このことは,これらの山地や盆地をつくっている地塊が全体として均等に隆起・沈降を行ったのではなく,垂直運動の量にこう配があったこと,つまりこの地塊が水平方向の軸のまわりに回転しつつ隆起・沈降したことを意味する。このような運動を傾動といい,傾動運動を行った地塊を傾動地塊という。断層でかこまれた地塊が沈降してできた盆地を断層盆地というが,この地塊が傾動している場合には特に,傾動盆地または断層角盆地という。…

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