皮作り(読み)カワヅクリ

デジタル大辞泉 「皮作り」の意味・読み・例文・類語

かわ‐づくり〔かは‐〕【皮作り】

魚を皮のついたままで刺身にすること。また、その刺身。

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精選版 日本国語大辞典 「皮作り」の意味・読み・例文・類語

かわ‐づくりかは‥【皮作・革作】

  1. 〘 名詞 〙
  2. かわや(皮屋)〔宣賢卿字書(1550頃)〕
  3. 魚の刺身を、皮を付けたまま作ること。また、その刺身。
    1. [初出の実例]「鰹(かつを)の刺身か。皮作(カハヅク)りは気がわりいな」(出典:歌舞伎・梅雨小袖昔八丈(髪結新三)(1873)二幕)

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世界大百科事典(旧版)内の皮作りの言及

【刺身】より

…また,すでに出回っていたはずのしょうゆを使用することは見えず,煎酒,ショウガ酢,からし酢,ワサビ酢,酢みそなどが用いられている。ふつう三枚におろして皮を引くが,タイ,スズキ,カツオなど皮が美しく味もよい魚では,皮をつけたままの皮作りにすることも多い。その場合は,皮の生臭さを除いてやわらかくするために,皮に熱湯をかけ,あるいは火にあぶって霜降りにする。…

※「皮作り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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