皮笛(読み)カワブエ

デジタル大辞泉 「皮笛」の意味・読み・例文・類語

かわ‐ぶえ〔かは‐〕【皮笛】

《唇の皮で吹く笛の意という》口笛
大臣おとどは―を遊ばす」〈宇津保・国譲中〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「皮笛」の意味・読み・例文・類語

かわ‐ぶえかは‥【皮笛】

  1. 〘 名詞 〙 ( 唇の皮で吹く笛の意 ) 口笛。
    1. [初出の実例]「今日酒盃十一巡、王卿有酒気、吹皮笛」(出典:九暦‐逸文・天慶五年(942)正月七日)
    2. 「大臣かはぶえをあそばす」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む