口笛(読み)クチブエ

デジタル大辞泉の解説

くち‐ぶえ【口笛】

唇をすぼめ、または指を口に当てたり入れたりして息を強く吹き、のような音を出すこと。また、その音。「口笛を吹く」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

口笛
くちぶえ

口をすぼめ、呼気や吸気で口腔(こうくう)内に気流をおこし、笛のような音を発音すること、またはその音。補助的に指を使用する場合は指笛とよび区別する。口笛は合奏に用いることもあるが、個人的に旋律を再現して楽しむ場合に多く用いられる。それは個人の満ち足りた気分の表示としばしば解釈される。また、平静を装ったり、周囲を牽制(けんせい)するために吹くこともある。より普遍的には、狩猟などで人間同士が連携体勢を強めるための合図や信号伝達に使われる。さらに、犬や鳥など人間以外の動物との意志の交流にも役だつ。人体楽器として音楽に使われた例では、プライヤー作曲『口笛吹きと小犬』が有名である。

[藤田隆則]

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精選版 日本国語大辞典の解説

くち‐ぶえ【口笛】

〘名〙
① 口をすぼめ、あるいは、指を口に入れたり当てたりして、息を強く吹き笛のように鳴らすこと。また、笛のかわりに旋律の譜を口で唱えること。
※八帖花伝書(1573‐92)八「つづみ・手拍子・口笛にて、けいこすべし」
※偸盗(1917)〈芥川龍之介〉七「左手の指を口へ含んで、鋭く二声、口笛の音を飛ばせた」
② 口をつかって吹く笛。呼子など。
※三四郎(1908)〈夏目漱石〉一「やがて車掌の鳴らす口笛(クチブエ)が長い列車の果から果迄響き渡った」

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