皿状構造(読み)さらじょうこうぞう(英語表記)dish structure

岩石学辞典 「皿状構造」の解説

皿状構造

砂岩の内部堆積構造で,粗粒堆積単位の上に起こる40~50cmの長さで数cmの厚さの卵形の窪み.この構造では下面は細粒粘土質の表面で,上に向って次第に粘土を含まない粗粒の砂となる.このレンズ地層の一つの水準に互いに隣り合って産出し,多数の皿が重なり合って砂岩の部分を占めることがある.流動的な地層が固化したためと考えられる[Wentworth : 1967, Middleton & Hampton : 1973].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android