盆を戴きて天を望む(読み)ぼんをいただきててんをのぞむ

故事成語を知る辞典 「盆を戴きて天を望む」の解説

盆を戴きて天を望む

一度に二つのことを行うのは困難であるというたとえ。

[由来] 紀元前二~一世紀、前漢王朝の時代の中国歴史家せんの「にんしょうけいに報ずる書」という文章一節から。若いころに、人付き合いをまったくしないで、ひたすら皇帝に仕える職務に集中していたときの気持ちを、「盆を戴きて、何をもって天を望まん(盆を頭に載せていると、どうしたって天を仰ぎ見ることはできやしない)」と考えたからだ、とたとえています。なお、「盆」とは、大きな洗面器のような容器を指します。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む