故事成語を知る辞典 「盆を戴きて天を望む」の解説 盆を戴きて天を望む 一度に二つのことを行うのは困難であるというたとえ。 [由来] 紀元前二~一世紀、前漢王朝の時代の中国の歴史家、司し馬ば遷せんの「任にん少しょう卿けいに報ずる書」という文章の一節から。若いころに、人付き合いをまったくしないで、ひたすら皇帝に仕える職務に集中していたときの気持ちを、「盆を戴きて、何を以もって天を望まん(盆を頭に載せていると、どうしたって天を仰ぎ見ることはできやしない)」と考えたからだ、とたとえています。なお、「盆」とは、大きな洗面器のような容器を指します。 出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報 Sponserd by