盛岸院(読み)せいがんいん

日本歴史地名大系 「盛岸院」の解説

盛岸院
せいがんいん

[現在地名]笠間市笠間

大和田おおわだの東側台地にある。竜門山と号し、曹洞宗。本尊釈迦如来。古くはひのき町にあって、盛岩院・清閑院とも記し、禅教ぜんきよう院・観音寺・乗林じようりん寺など七坊を有したが(聚成笠間誌)、のち禅教院のみ残った。元和三年(一六一七)藩主永井直勝が夫人菩提を弔うため、禅教院を現在地に移し、寺名も夫人の法名にちなんで改称したといわれ、のちの藩主牧野氏の菩提所にもなっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android