日本大百科全書(ニッポニカ) 「目覚し時計」の意味・わかりやすい解説 目覚し時計めざましどけいalarm clockalarm watch あらかじめあわせた時刻にベルを鳴らす時計。ベルのかわりにオルゴール、音声その他を使ったり、打音の強弱、音の高低を組み合わせたものなど多様である。目覚し装置そのものはすでに機械時計初期から存在し、今日ではクロックの過半数が目覚しである。腕時計については1947年スイスのバルカン社が初めてCricket(コオロギ)と名づけた製品を市販した。20世紀後半に現れた電子式デジタル時計では1日に数回のセットができるいわゆる多重目覚しも現れ、使用者にとってたいへん便利になっている。[元持邦之] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例