目遣(読み)めづかい

精選版 日本国語大辞典 「目遣」の意味・読み・例文・類語

め‐づかい‥づかひ【目遣】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物を見るときの目の動かし方。目くばり。目つき。
    1. [初出の実例]「ここは忍ぶのくさまくらとうたひ出し、目づかいし、さと入し躰、此道にをきては、あまくだりたるもの也共」(出典:申楽談儀(1430)序)
    2. 「かかが赤前垂は夕日にうつろひ、簾越の目づかひ、客をせはしくあしらひ」(出典:浮世草子・好色二代男(1684)三)
  3. 目で合図をすること。目くばせ。
    1. [初出の実例]「手を握ても罰すると云事もなく、目つかいをしても、無禁して」(出典:史記抄(1477)一七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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