日本歴史地名大系 「直世村」の解説 直世村なはせむら 鹿児島県:肝属郡田代町直世村鎌倉期から室町期にみえる村名。禰寝(ねじめ)院南俣(みなみまた)のうちにあり、上直世村・下直世村ともみえる。読みは不明だが、応永五年(一三九八)一二月二五日の田代清久置文(旧記雑録)に田代村の四至として「南限 花瀬河くたり、下なハせ宮原知行をさかふ」とあり、「下なハせ」を下直世とする見解がある。これに従えば、読みは「なはせ」であろうか。建長七年(一二五五)三月二五日の六波羅御教書(禰寝文書)に「御家人禰寝院郡司清綱申、為直世村名主内、依不相従郡司所勘由事」とみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by