直接脱硫(読み)ちょくせつだつりゅう(その他表記)direct desulfurization

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「直接脱硫」の意味・わかりやすい解説

直接脱硫
ちょくせつだつりゅう
direct desulfurization

重油脱硫の方式の一種。常圧蒸留残油や減圧蒸留残油などの,アスファルテンや有機金属化合物を多く含む重質油を直接に触媒存在下で水素化脱硫すること。減圧軽油を原料とする間接脱硫に比べ脱硫率は高いが,反応条件がきびしくなるため設備コスト,運転コストは高くなる。すなわち常圧残油中に含まれる金属分とアスファルテンが触媒の活性を低下させ,また硫黄分が装置の腐食を早めるなどの問題があるためである。高金属分で高アスファルテンの減圧残油 (たとえばイラン系,カフジ系原油) の処理方法として,減圧残油を熱分解して軽質油と石油コークに分離し,石油コークをそのまま利用するか,あるいはガス化して脱硫する方法も実用化された。これにはユリカプロセス,フレキシコーカー法などがある。

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