直物為替取引(読み)じきものかわせとりひき(英語表記)spot foreign exchange transaction

精選版 日本国語大辞典 「直物為替取引」の意味・読み・例文・類語

じきもの‐かわせとりひきヂキものかはせとりひき【直物為替取引】

  1. 〘 名詞 〙 外国為替取引において、売買当事者間に売買契約が成立すると同時または数日中に、外国為替円貨の受渡しが行なわれるもの。現物為替取引

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

知恵蔵 「直物為替取引」の解説

直物為替取引

為替の売買契約が成立してから対価の支払いが2営業日以内に実行されるものなど、対価の受け渡しが直ちに行われるもの。直物為替取引、為替アウトライト・フォワード取引、為替スワップ取引は、現在も外国為替市場取引で圧倒的なシェアを占めている。BISの3年ごとの調査によって全世界の為替の取引量を見ると、3つの取引形態を合わせ、2004年実施の調査では1日平均約1兆8800億ドルである。このうち、直物為替取引が約6210億ドル、為替アウトライト・フォワード取引が約2080億ドル、為替スワップ取引が約9440億ドルである。

(絹川直良 国際通貨研究所経済調査部長 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android