直立ボール盤(読み)ちょくりつボールばん(その他表記)upright drilling machine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「直立ボール盤」の意味・わかりやすい解説

直立ボール盤
ちょくりつボールばん
upright drilling machine

直立したコラム柱 (コラム) の上部ドリルを駆動する主軸部を固定した立型構造のボール盤。ドリル位置が固定しているため,工作物をその都度テーブル上で動かし,位置決めして穴あけしなければならないが,小さなものに対しては便利なので,最も普及している。タップによるねじ加工もできるように,主軸を可逆回転にしたものが多い。

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世界大百科事典(旧版)内の直立ボール盤の言及

【ボール盤】より

…ボール盤の名称は,オランダ語のボーアバンクboor bankに由来するが,これは江戸末期,工作機械がオランダから輸入されたためである。
[ボール盤の種類]
 (1)直立ボール盤 基本的には,垂直に設けられた主軸と,それを駆動する電動機や変速機構などが組み込まれている主軸頭,主軸頭を支えているコラム,コラムや主軸と直角に取り付けられ上下方向に移動できるようになっているテーブル,コラムを支えているベースからなる(図)。ドリルやリーマーなどの工具は,主軸端にあけられているモールステーパー穴に直接取り付けるか,またはモールステーパー穴に取り付けたドリルチャックに付けて使用する。…

※「直立ボール盤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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