直身(読み)タダミ

デジタル大辞泉 「直身」の意味・読み・例文・類語

ただ‐み【直身/正身】

本人自身。
家人いはひ待たねか―かも過ちしけむ」〈・三六八八〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「直身」の意味・読み・例文・類語

ただ‐み【直身】

  1. 〘 名詞 〙 本人自身。その人そのもの。
    1. [初出の実例]「家人の 斎ひ待たねか 多太未(タダミ)かも あやまちしけむ」(出典万葉集(8C後)一五・三六八八)

ひた‐み【直身】

  1. 〘 名詞 〙 からだじゅう。全身
    1. [初出の実例]「賤の女が戴く桶の底ぬけてひた身にかかる有明の月」(出典:新編鎌倉志(1685)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android