相互侵入高分子網目(読み)そうごしんにゅうこうぶんしあみめ(その他表記)interpenetrating polymer network

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「相互侵入高分子網目」の意味・わかりやすい解説

相互侵入高分子網目
そうごしんにゅうこうぶんしあみめ
interpenetrating polymer network

IPNと略称される。ポリマーブレンドの一種である。ブレンド成分ポリマーが橋架けポリマーであって,それぞれの異種橋架けポリマーが部分的あるいは全体的に相互に絡み合って多重網目構造を形成しているものをいう。多くの異種ポリマーは相溶しにくいが,IPNは相分離が生じにくい。 IPNを利用した耐衝撃性樹脂,接着剤,防振材,耐熱性エラストマー,ソフトコンタクトレンズなどの工業製品がある。 IPNという用語は 1960年に J.ミラーがスチレン-ジビニルベンゼン共重合体の研究で用いたのが初めといわれる。

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