相合い(読み)あいあい

精選版 日本国語大辞典 「相合い」の意味・読み・例文・類語

あい‐あいあひあひ【相合・相相】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「あいやい」とも )
  2. ものごとを一緒にすること。二人または、それ以上で一つのものを所有すること。また、そのようなさま。一緒。共有。「相合傘(がさ)」「相合駕籠(かご)」のように他の語と複合しても用いる。
    1. [初出の実例]「おさないの能、にあいたる能を、あひあひとし候てよく候」(出典:禅鳳雑談(1513頃)中)
    2. 「相合(アヒヤヒ)のかり座敷にて」(出典浮世草子・昼夜用心記(1707)二)
  3. 転じて、互いに勝ち負けのないこと。あいこ。
    1. [初出の実例]「これで相相ぢゃ。あなたは然しなかなか強いな」(出典:飢渇(1915)〈長田秀雄〉二幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む