相計(読み)あいはかる

精選版 日本国語大辞典 「相計」の意味・読み・例文・類語

あい‐はか・る あひ‥【相計】

〘他ラ四〙 (「あい」は接頭語)
① 相談する。共に企てる。
古事記(712)上(兼永本訓)「故、其の木の上に坐さば、其の海神の女(むすめ)、見て相議(あひはか)るべきものぞ」
太平記(14C後)二五「公卿大臣皆相計(ハカッ)て、楚国の王に成し奉る」
② (「はかる」の改まった言い方) 適当に処置する。
満済准后日記‐永享三年(1431)三月二四日「就小倉宮東山辺御在所事。管領伺申入処、相談此門跡、管領可相計云々」

あい‐はから・う あひはからふ【相計】

〘他ハ四〙 (「あい」は接頭語) 相談する。〔文明本節用集(室町中)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android