相関索引(読み)そうかんさくいん(その他表記)relative index

図書館情報学用語辞典 第5版 「相関索引」の解説

相関索引

分類表上の分類項目を表す各名辞から分類記号を探すための音順一覧表.単に言葉から分類記号を探すための手段ならば「索引」でよいが,「相関索引」と呼ばれる最大のポイントは,観点分類法において事象が各主題分野に分散したものを,事象の側から意識的に集中させることにある.例えば日本十進分類法において,グラフィックデザイン,工業デザイン,商業デザインは,別々の主題分野に分散し,このまま音順に排列してもデザインを事象の側から集中させることはできない.この場合,KWOCあるいは転置形手法などにより,デザインという語から索引を作成して初めて集中させることができる.また場合によっては,列挙順序が低いファセットの各項目が分散するのを,言葉によって集中させることもある.このように,主題分野による分散,列挙順序の高低による分散などに対処して,言葉の側から集中させることを意図した索引手法である.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

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