真具(読み)マツブサ

デジタル大辞泉 「真具」の意味・読み・例文・類語

ま‐つぶさ【真具】

[形動ナリ]整いそろっているさま。十分なさま。
「ぬばたまの黒き御衣みけしを―に取りよそひ」〈・上・歌謡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「真具」の意味・読み・例文・類語

ま‐つぶさ【真具】

〘形動〙
① すべてがもれなくそろっているさま。完全なさま。十分なさま。
古事記(712)上・歌謡「ぬばたまの 黒き御衣(みけし)を 麻都夫佐(マツブサ)に 取り装ひ」
② 詳細なさま。こまかくくわしいさま。
※古事記(712)上(古事記伝訓)「委曲(マツブサ)天つ神の詔(おほみこと)の如(ごと)(の)りき

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