真暗闇(読み)まっくらやみ

精選版 日本国語大辞典 「真暗闇」の意味・読み・例文・類語

まっ‐くらやみ【真暗闇】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 真のやみであること。まったくくらやみであること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「人として二南の詩を学ずは、顔を牆につきつけて、何をもえみずして、まっくらやみなるが如し」(出典:応永本論語抄(1420)陽貨第一七)
  3. 前途希望のまったくないこと。また、そのさま。まっくら。
    1. [初出の実例]「王を見てすればまっくらやみにぞ、御座あるぞ。すぐな事がない程に其事を思へば我心が悲しいぞ」(出典:古活字本毛詩抄(17C前)一八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android