デジタル大辞泉 「前途」の意味・読み・例文・類語 ぜん‐と【前途】 1 行く先。また、そこから目的地までの道のり。「前途はほど遠い」「途中下車の前途は無効になる乗車券」2 将来。「会社の前途を占う」「前途を誤る」「前途ある若者」「前途有望」[類語]未来・今後・将来・末・行く末・末末・向後・自今・来たる・近未来・目先・行く先・行く手・行く行く・行方・先行き・先先・先・生い先・あと・のち・あとあと・のちのち・後年・他年・この後・これから・向こう 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「前途」の意味・読み・例文・類語 ぜん‐と【前途】 〘 名詞 〙 ( 古くは「せんと」「せんど」 )① 行くさき。ゆくて。また、目的地までの道のり。これから先の行路。先途。前程。[初出の実例]「初喜二明王徳不一レ孤、奈三何再別望二前途一」(出典:菅家文草(900頃)五・夏日餞渤海大使帰)「前途三千里のおもひ胸にふさがりて」(出典:俳諧・奥の細道(1693‐94頃)旅立)[その他の文献]〔魏書‐叔孫建伝〕② 将来。これからのなりゆき。さきゆき。前程。[初出の実例]「我もし前途(セント)むなしからずして、寺務するほどに、なりたらむ時は」(出典:雑談集(1305)一〇)③ たどってきた道すじ。過ぎてきた行路。[初出の実例]「此邑頗る繁庶に、駅舎の雑沓なる、前途の比にあらず」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)前途の語誌→「せんど(先途)」の語誌 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by