真野善一(読み)マノ ヨシカズ

20世紀日本人名事典 「真野善一」の解説

真野 善一
マノ ヨシカズ

昭和・平成期の工業デザイナー 松下電器産業意匠センター所長;武蔵野美術大学名誉教授。



生年
大正5(1916)年1月2日

没年
平成15(2003)年12月20日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京高等工芸学校工芸図案科〔昭和14年〕卒

経歴
商工省陶磁器試験所、高島屋東京支店設計部などに勤め、昭和25年千葉大学工学部教授。26年松下電器に工業デザイン部門が新設され宣伝部意匠課長に迎えられた。28年第2回毎日工業デザイン・コンペに「ラジオ・キャビネット」が入賞。32年真野を中心とする松下電器意匠部が、冷蔵庫のデザインなどで第3回毎日産業デザイン賞を受賞。48年同社意匠センター所長となった。29年以来日本インダストリアルデザイナー協会理事。工業デザイナーの草分け的存在で、戦後の工業デザインの進展に大きな役割を果たした。52〜61年武蔵野美術大学教授。著書に「木のとり」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「真野善一」の解説

真野善一 まの-よしかず

1916-2003 昭和-平成時代のインダストリアルデザイナー。
大正5年1月2日生まれ。商工省,高島屋勤務をへて,昭和25年千葉大講師。26年松下電器(現パナソニック)に新設された工業デザイン部門の意匠課長にむかえられ,32年意匠部が冷蔵庫のデザインなどで毎日産業デザイン賞。48年同社意匠センター所長。52年武蔵野美大教授。日本インダストリアルデザイナー協会理事長をつとめた。平成15年12月20日死去。87歳。東京出身。東京高等工芸(現千葉大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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