真間の手児名(読み)ままのてこな

精選版 日本国語大辞典 「真間の手児名」の意味・読み・例文・類語

まま【真間】 の 手児名(てこな)

(「てこな」はおとめを親しんでいう語。「てごな」とも) 上代、下総国葛飾郡真間(千葉県市川市真間)にいたという女性。「万葉集」に掲げる虫麻呂歌集の歌によれば、多くの男に思いを寄せられて悩んだすえ、入水自殺をしたという。
万葉(8C後)三・四三二「吾れも見つ人にも告げむ葛飾の間々能手児奈(ままノてごナ)が奥津城処(おくつきところ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android