眠り流し(読み)ネムリナガシ

デジタル大辞泉 「眠り流し」の意味・読み・例文・類語

ねむり‐ながし【眠り流し】

睡魔を払う行事。主として七夕たなばた行事として、水浴をしたり、形代かたしろなどを模型船や灯籠笹竹などにのせて川・海に送り流したりする。東北地方に盛んであるが、北陸九州などにもみられる。ねぶとながし。

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世界大百科事典(旧版)内の眠り流しの言及

【竿灯】より

…秋田県秋田市の七夕行事。1890年ごろ竿灯と称する以前は〈眠り流し〉と呼ばれ,夏に体のけがれや睡魔を水に流し払って活力を取りもどそうという習俗から生まれたものという。今日では観光行事化しており,8月5~7日の3日間行われる。…

※「眠り流し」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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