デジタル大辞泉 「眺め暮す」の意味・読み・例文・類語 ながめ‐くら・す【眺め暮(ら)す】 [動サ五(四)]1 眺めながら暮らす。「山を―・す」2 物思いにふけりながら日を過ごす。和歌では、多く長雨ながめの降り暮らす意に掛けて用いる。「起きもせず寝もせで夜を明かしては春のものとて―・しつ」〈伊勢・二〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「眺め暮す」の意味・読み・例文・類語 ながめ‐くら・す【眺暮】 〘 他動詞 サ行五(四) 〙① 物思いに耽って一日を過ごす。和歌では「長雨」を掛けることが多い。[初出の実例]「起きもせず寝もせでよるをあかしては春の物とてながめくらしつ〈在原業平〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋三・六一六)② 長い間つくづくとながめている。[初出の実例]「是なら立派なものだと独りで眺め暮らして居ると」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例