六訂版 家庭医学大全科 「眼内異物」の解説
眼内異物
がんないいぶつ
Intraocular foreign body
(外傷)
どんな病気か
眼の外傷により異物が眼内に飛入した場合、異物の種類、飛入した場所などにより予後が大きく違ってきます。眼内異物では、多くの症例で
症状の現れ方
外傷性白内障、硝子体出血などの合併があれば自覚症状として視力の低下、眼痛などを生じますが、異物が小さい場合などは自覚症状が乏しい場合もあるので、注意が必要です。
検査と診断
視力・眼圧・
さらに、異物の位置を確認するため、超音波・X線・CTなどの検査も必要になります。
治療の方法
異物の飛入した場所により治療の方法は異なってきますが、基本的には入院して、手術で異物を摘出する必要があります。その際、白内障を合併していれば白内障摘出術、網膜剥離を合併していれば網膜復位術を併用して行います。術後は異物により感染の危険があるため、抗生物質の投与を行います。
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報