眼内異物(読み)がんないいぶつ(その他表記)intraocular foreign bodies

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「眼内異物」の意味・わかりやすい解説

眼内異物
がんないいぶつ
intraocular foreign bodies

外界から飛んできた異物 (鉄片など) が角膜あるいは強膜を貫いて眼内に入り,残留したもの。位置により,前房内異物,水晶体内異物,硝子体内異物などに分けられる。異物が鋭く飛込んだときには,眼球壁を二重穿孔して眼窩内に出ることもある。異物の検索にはX線のほか,超音波検査や CTスキャンが行われる。異物が鉄片では眼球鉄症,銅片では眼球銅症を起し,異物とともに細菌が入れば全眼球炎を起して,いずれも放置すると失明する。細菌感染に対しては抗生物質を投与し,鉄片は磁石で摘出を試みる。ガラス片などはむりに摘出しなくともさしつかえないが,穿孔性外傷なので,外傷後3週間ないし3ヵ月で発症する交感性眼炎に注意を要する。

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