着慣衣(読み)きならしごろも

精選版 日本国語大辞典 「着慣衣」の意味・読み・例文・類語

きならし‐ごろも【着慣衣】

  1. 〘 名詞 〙きなれごろも(着慣衣)
    1. [初出の実例]「古へのきならし衣今さらにそのものごしの解けずしもあらじ〈藤原定頼〉」(出典:後拾遺和歌集(1086)雑二・九二九)

きなれ‐ごろも【着慣衣】

  1. 〘 名詞 〙 いつも着て、身になれた衣服。着なれた衣。きならしごろも。
    1. [初出の実例]「頼めしを待ち渡るほどときすぐしきなれ衣をかたみにぞ見る」(出典:大弐集(1113‐21))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android